5100万円脱税容疑=IT会社と代表取締役を告発―東京国税局

脱税

ITシステムの設計や管理などを手掛ける「STAR SE」(東京都中央区)が法人税など約5100万円を脱税したとして、東京国税局査察部が、法人としての同社と、代表取締役の金本香蘭氏(44)を法人税法違反などの疑いで東京地検に告発したことが10日、関係者への取材で分かった。告発は6月25日付。
 関係者によると、架空の請求書を作成し、外注費などを支払ったように装う手口で、2021年12月期までの3年間で約2億1100万円の所得を隠し、法人税と地方法人税計約5100万円を脱税した疑い。 
 同社はミャンマー人らのシステムエンジニアを雇い、日本国内の取引先企業に派遣して、システム開発などをしていた。不正に得た資金は金本氏や親族の預金のほか、高級腕時計の購入に充てていたという。
 金本氏は取材に対し「修正申告を行い、納税もほぼ済ませている。国税局の指摘を真摯(しんし)に受け止め、今後は適切に申告納税をしていく」などとコメントした。

ID:1807

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP
CLOSE