生後11カ月の長男に暴行を加えて死亡させたとして、千葉県警は10日、傷害致死などの疑いで、母親の無職野中千宙容疑者(26)=同県船橋市藤原=を逮捕した。「ストレスで頭にきて、平手で殴って床に投げてしまった」と容疑を認めている。県警は日常的に虐待が行われていた可能性もあるとみて調べる。
このニュースは本当に痛ましく、やりきれない気持ちになります。
まず、わずか11カ月の赤ちゃんが母親の暴力によって命を落としたことが、あまりにも悲しいです。 どんな理由があれ、まだ言葉も話せず、自分を守ることもできない子どもに暴力を振るうことは絶対に許されません。特に「ストレスで頭にきて…」という供述からは、育児の大変さに耐えられず衝動的に手を出してしまった可能性がうかがえますが、だからといって赤ちゃんを床に投げるなど、決してあってはならない行為です。
また、児童相談所が事前に問題を把握していたにもかかわらず、虐待を防げなかったことも大きな問題です。 家庭訪問を繰り返していたとのことですが、「外傷がなかった」という理由で深刻な虐待の兆候を見逃してしまったのでしょう。虐待は必ずしも外傷が目に見える形で現れるとは限らないため、もっと踏み込んだ対応ができなかったのか疑問が残ります。
そして、長女も同じ環境にいたという点も心配です。 児童相談所や周囲の人々がこの子の安全を確保し、同じ悲劇が繰り返されないようにすることが最優先です。
この事件から学ぶべきことは、育児のストレスを抱え込まない支援体制の重要性と、虐待の兆候を見逃さない仕組みの強化だと思います。親が孤立しないようなサポート体制や、もっと早い段階での介入ができる仕組みがあれば、千巴弥ちゃんの命は助かったかもしれません。
子どもが犠牲になる事件は本当に心が痛みます。二度と同じことが起こらないよう、社会全体で考えていく必要があると強く感じました。
ID:869
コメント